オカピの中国ツアー福州編その1

みなさんこんにちは。無事に帰国しましたokapiです。

今回は福州での出来事をまとめました。

コンテンツが多いので2部にまとめました。今回はその1です。

北京編はこちら。→北京編に続く太原編安陽編鄭州編長沙編も良ければお読みください。

長沙でのコンサートを終えた僕らはまた電車にて移動しました。次の移動先は、福州!(ふーじょう)

マッサージチェアを見つけた僕らは早速やらせて頂きました。

ダニエルはこういったマッサージチェアの類は試すのが初めてだったらしく、結構エンジョイしていました。もちろん僕も。笑

僕らの荷物はかなり多いため、ボス(FingerStyle Chinaのボス)が荷運びを毎度ハイヤーしてくれてめちゃくちゃありがたかったです。

総重量、一体何キロなんだ・・。

移動すること2時間くらいだった気がする。

福州南駅に到着。4年ぶり!

前回はドイツのギタリスト・ズンクと一緒にきたなあ。

その時のオーガナイザーさんがまた今回も招聘して下さいました。ありがたい。

ちなみにズンクと一緒にツアーした時は、くだらない日本語を覚えてもらおう!という企画をやっていました。笑(覚えている方、いるかな?)

そのことを思い出し、ダニエルに問いかけました。

ダニエル、何か日本語覚えてみない?

いいね。どういうのがいいかな?

ズンクに教えたのは「私は12歳です」みたいな、結構くだらない文章だったよ。笑

はは、なるほどね。笑

何か好きな言葉とかある?

そうだね。面白いかどうかはわからないけど好きな言葉はあるよ!

お、どんな言葉?

We all make mistakes.

(なるほど、「人は誰もが間違うものだ」ってところか・・。はっ!)

よし、これで行こう!

なになに?

「人は間違うものです。

 特にお前。

笑笑笑笑笑笑笑

この言葉に決定しました。笑

しばらく練習して頂き、さあ本番行ってみよう!

こちらは動画でお楽しみください。

ダニエルさんが罵ってくださいました。

日本の皆さん、いかがでしょう?笑

去り際にうっすら笑ってるのがいいですね。

ちなみに関係ないけどダニエルって、キリッとするとプリズンブレイクの主人公、マイケル・スコフィールドにめっちゃ似てるんです。

実際マジでマイケルっぽくて、ダニエルを呼ぶ時間違えて「マイケ・・いやダニエル」と、マイケルって言いかけてしまうくらいでした。笑

似てるでしょ?似てるよね?

ちなみに僕は彼から、口汚く罵るためのポルトガル語を教えて頂きましたがちょっと自重させて頂きます。笑

さてお互いの母国語プレイを楽しんだあと、僕らは夕食へ出かけました。

ホテルにチェックインしてから夕食へ。

なんかかっちょいい建物だぞ!!

この日も・・

もちろん火鍋だった!笑

一人一鍋で楽しめる素敵な火鍋でした。

肉や豆腐だけではなく魚やエビ団子もあって、バリエーション豊かでとてもとても楽しませて頂きました!これクセになっちゃうなあ・・。

ちなみに、写真奥に見えるのがエビ団子なのですが、前菜のように見えたので、おいしそうだなと思い直接口に入れました。口に入れたタイミングで妙な感触に気づく。

いかん。これ完全に生だ。

ウッ!」と小さく呻き、誰にも見えないように口から出し、目にも止まらぬ速度で素手で鍋にぶち込みました。

・・あれ誰も気づいてなかったですよね?

ここだけの秘密です。

写真右の方がオーガナイザーの李超さん。

北京公演の演奏も観てくれており再会しましたが、今回福州で会うのは5年ぶり。

本当に僕らの曲を楽しんで頂いていて、「心の底から本当に素晴らしい音楽だと思う」「本当に兄弟だと思ってる」と何度も言って下さりとても嬉しかったです。

実際彼は僕の2歳上で、僕の兄と同じ歳。

本当に兄弟みたいで嬉しいなぁ、と思いながら何度も盃を交わしたのでした。

あ、ちなみにこのお酒は白酒といい、アルコール度数は約50度。

毎度飲ませて頂く度にいい気持ちにならせて頂いています。笑

これは後日談ではあるのですが、お土産に白酒を買おうとしたらとんでもない値段のものがたくさんあり、本当に歓迎してくださっているんだなということがよくわかり、重ね重ね感謝。

「これがおすすめだよ」と言われたものが日本円で6万円〜10万円くらいのものが普通にあったのでとっても驚きました。笑

ちなみに値札を見ながら涼しい顔作り、「あーでも・・ちょっと荷物が重いからな〜」とか訳のわからない事を言いながらちょっと安いものを買ったのでした。笑

この日頂いたものはこちらなのですが、これもすっげー高いんだろうなあ・・。

そうこうしているうちに、彼が経営しているギター教室の生徒さんが来てくれました。何やら興奮気味でギターを担いで来てくれて、僕らの前で、僕らの曲を演奏してくれたのでした。

本当に上手でした。

僕やダニエルも元々はギターキッズで、若い頃は好きな曲を弾きたくてワクワクしながら楽譜と睨めっこして毎日練習していたわけです。

それを彼らが、僕たちの曲でやってくれている。やはりとても嬉しいものです。ありがとう!

ちなみに僕の中での今回のハイライトは、写真右の彼。

そもそも顔に愛嬌があって好きなんですが、彼はあまり英語が喋れず、かと言って日本語が喋れるわけでもありません。

そんな彼は急に立ち上がってこう言い放ちました。

「おれは、海賊王になる男だ!」

もちろん日本語で。笑

こちら静止画でお届け致します。

みて、この素敵な笑顔。笑

彼が日本語を喋ることが出来ないことは知っていたので、突然の不意打ちすぎてめっちゃ笑ってしまいました。

そして続けて、彼が右の人差し指を立てて日本語で「真実は、いつもひとつ!」と叫んだ時は呼吸できないくらい笑いました。

中国に名探偵コナンがいるなんて俺も流石に推理出来なかったぜ、毛利のおっちゃん

あなた最高だぜ!!

やはりサブカルチャーって相互理解の架け橋になるんだなあ。偉大だ。

楽しい会だったのもあり、李超さんと大変に盛り上がりました。なんとこの日は20回以上乾杯をしました(度数52度の酒で)。

ホテルについたのは午前1時半くらい。

荷物を部屋に置いて、すぐにシャワーを浴びて寝ようとしていると、なんと部屋の電話が鳴りました。

え?今もう2時前だよ?

海外のホテルで午前2時に鳴る部屋の電話、怖すぎでしょ。笑

恐る恐る受話器を取る・・。

すると受話器から聞こえて来たのはダニエルの声。

・・オカピ?
俺だ、ダニエルだ。

大変なんだ。

うおお、ダニエルか!
なに、どうしたの?

プリズンブレイクにでも失敗した?

iPhoneを・・無くした・・

(プリズンブレイクは無視)

え!マジ??
どこかに置き忘れたの?

多分帰りの車だと思う・・。
ごめん、俺いま自分のiPhoneを持ってなくて誰にも連絡取れないから、代わりにグループチャットで探してもらうよう言ってくれないかな・・?

おお、もちろんいいよ!
今から聞くね!

ありがとう・・!飲みすぎたわ・・。
とりあえずロビーに座ってるから15分後にまたフロントから電話する・・!

オッケー!

電話を切ると僕はすぐにグループチャットにダニエルが携帯を落としたことを送りました。

それにしてもよく僕の部屋番号覚えてたよね。もし覚えてなかったら結構終わってたんじゃ・・?

再度電話してもらうより僕が会いに行った方が早いなと思い、とりあえず水を持ってロビーにいくことにしました。

そこには椅子に座ったダニエルが。

Hey, man!
ありがとう、ありがとう

いいってことよ!
もしかしてダニエル飲みすぎた?笑

うん、俺ちょっと飲みすぎたよね。笑

ダニエル少し酔ってる感じするね。笑
まあ水でも飲みなよ!

ここでグループチャットの会話で、ダニエルの携帯が車の中で発見されたという情報が来ました。

ダニエル、車に落としてたらしいよ、携帯。
Liさんがこれから届けてくれるって。

マジか、よかった!

本当だよね、外に落としてたら大変だ

本当にそうだね

・・・あ。笑

??

閃いてしまいました。笑

さっきのさ、「人は間違うものです。特にお前」って覚えてる?

うん、覚えてるよ。

あれ、「特に俺」に変えて言ってみてよ。笑

笑笑笑笑

と言うわけで、どうぞ。笑

こうして福州の初日の夜は更けて行きました。

福州編はコンテンツが多いので、2つに分けようと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

次回の更新もお楽しみに!

↑ダニエル・スコフィールド