オカピの中国ツアー長沙編

こんにちはokapiです。

ツアーも後半戦に差し掛かって参りました。

北京編はこちら。→北京編に続く太原編安陽編鄭州編も良ければお読みください。

鄭州でのライブも終え、僕らは再度電車で鄭州(ちぇんじょう)→長沙(ちゃんしゃー)へ移動。

なかなかクールな写真が撮れたのでは・・?むふふ(写真撮るの好き)。

長沙へ到着。

長沙へついた僕らを迎えてくれたのは、満面の笑みでダニエルとオカピの顔のお面を作って待っていてくれた現地プロモーターの皆様でした。

ん?と思った方もおいでかと思います。

もう一度言います。

僕らの顔のお面です。

実際これにはとても驚きました。笑

自分の顔のお面をつけた人が異国の地にいて、それと駅で対面したときのことをご想像頂ければお分かり頂けるのではないかと思います。笑

というわけで、ご本人たちがつけてみました。

僕がダニエルで、ダニエルが僕で。

この顎が完全にはみ出ちゃってる感じ、すごくいいね!!

作ってくれてありがとうございました!

そしてオーガナイザーの皆様に連れて行って頂き、ホテルにチェックインしにいきました。ありがたいことにとてもこちらもとても綺麗なホテル。

このホテルの広間で半プライベートライブのようなコンサートをします。

会場の入り口に立て看板を立ててくれていたので、同じポーズで撮影。

うん、何かが違うっていうのは分かっている。笑

とても素敵な会場で、僕もダニエルも会場を見て「これは今日は大成功間違いないよね」と話しつつ一旦部屋に荷物を置き、その後サウンドチェック。

音もとてもよく、すぐに音作り終わるくらいとてもいい感じでした。

今回はトラブルなく行けるんじゃないかな!ようやく後半にして安定してきた。

音も決まったし、ちょっと演奏予定の曲を練習しておこうかな・・とチューニングを下げました。

と、ここで異変が。

ちょっと音程下げすぎたので、またちょっと上げて微調整しようとしたら、なんと上がらない

下がるけど、上がらない。下がったら下がりっぱなし。回してもペグの取っ手が虚しく回るだけ。

下がるだけ下がるのに絶対に上がらないなんて、こんなに悲しい構造体あるだろうか?(泣)

流石に焦り、写真を撮る余裕がありませんでした。(これは反省点。笑)

結局ペグの芯が外れてしまう状態に。(あの弦を刺せてクルクル回る部分)

こんな時どうすれば・・このチューニングで全曲弾くか・・?いや無理無理!!(5弦がBくらいまで下がってた)

・・こんな時ドラえもんが居たらいいのに・・・

ん?ドラえもん・・?

そうだ!アンフィニの藤岡さんに電話しよう!!

なんでドラえもんと藤岡さんが結びついた?ってところですよね。笑

いつもお世話になっている、アンフィニカスタムワークスの藤岡さんに電話することにしました。アンフィニ藤岡さんは僕のピックアップやプリアンプを作ってくれている素晴らしいエンジニアさん。

いつも大体やりたいことを実現してくださるし、困った時に大体の問題を解決をしてくれるので、心の中で「フジえもん」と呼んでいます。もちろん、リスペクトと親しみを最高に込めて。

そういうわけで、「ドラえもん」→「フジえもん」というリンクが脳内で生成されて彼に電話をすることに決めたのでした。笑

フジえも〜ん(電話)(そして意訳)

はい、どうしました?

ペグが・・ペグが・・・
ペグが冷たくなって動かなくなっちゃったんだ!!(取り乱し)

なるほど、なるほど(落ち着き)

えーとですね、そのギター、ちょっとヘッドの厚みが厚いのでペグの取り付けがギリギリなんですよ。なのでまずは一旦ペグの芯の部分を上から被せて、下から7ミリくらいのところで止めてください。

ななみり・・?(涙目)

定規とかあればいいんですけどね〜

やってみます!

・・・

できたとおもいます!

そしたらですね、ペグの後ろ側に穴が空いてて、そこに小さい六角レンチを入れて締めるんです。そしたら大丈夫だと思います。

六角レンチ!もってる!やります!

・・・六角レンチ回す・・・

六角レンチの回転止まった・・締まったようだ。

はっ!!ペグが!回る!!!(意訳)

よかったです〜

ありがとう!!!フジえもん!!(もちろん意訳)

いやー・・

結構ペグの付け替えとか今までしたことあって、ペグポストの高さの調整も自分でしたことあったのに、緊急事態になると忘れてしまうものですね。

落ち着かないといけませんね・・。

それにしても藤岡さん、緊急対応ありがとうございました!

そしてダニエルはというと、前日にピックアップの不調に見舞われ、ライブ中のひどい雑音に悩まされていました。

これはジャックの問題に違いない、ということでたまたま彼が予備で持っていた別のジャックに緊急で交換していました。(たまたま予備でジャック持ってることって、あんまりないよね。笑)

ハンダを入手し、部屋でハンダづけにて対応したようでした。

サウンドチェックではあまり問題なかったんですが、、さてどうなるか、、。

そしていよいよ、ライブ開始!

実はダニエルの音に異変が。ジャックを繋いで動くとすごく大きなノイズが出てしまうのが再発してしまいました。

「動くとノイズが鳴ってしまうので全然動けなかった」・・とダニエル。

ただ、演奏は僕ら二人ともとてもうまく行きました。

場所の雰囲気がすごくよかったのと、長沙でもお客様がとても好意的に接してくださったのも影響していると思います。皆様、ありがとうございました。

ちなみにこの日はマイクがなかったのですが、翻訳のオーガストくんの右手には・・

拡声器。

どうしよう・・僕たちに指示出しをする現場監督にしか見えない・・。

こちらは僕のステージ中に現場監督の写真撮ってることに気づいて僕も目線をカメラに向けている瞬間。笑

トラブルもありつつ、公演も無事終了。

みなさま、ありがとうございました!

いやー実際俺たち頑張ったよね。お疲れさま!

うん、俺たちは頑張ったよ。お疲れ様!

ちょっと顔の縮尺がおかしい、本人たち。

※ちなみに横から見た写真がこちらです。

ただのピカソでした。

実はオカピにプレゼントがあるんだよね

ん、何か俺いいことしたっけ?

はいこれ

!!!

TO OKAPI FROM D.P.(Daniel Padim)

ダニエルのギターのジャック!

ダニエルが僕に、壊れたと思われるギターのジャックを記念にくれました。

これが本当の「ジャック・ダニエル」ってね!!!

・・・

無事コンサートをおえて、僕らはなんとまた火鍋に行きました。笑

ダニエルはキリッとしてるととてもイケメン。でも表情豊かで見てて飽きないんですよね。

こちらは道すがらの写真。

そしてこちらは「オカピ・・お酒に肉落としちゃった・・」の顔。

哀愁を帯びた笑顔がとてもいい。笑

そしてこの日で翻訳のメンバーがバトンタッチ。

長い日数ありがとう!ということでみんなで写真を撮ったのですが、最終日だからかなんかテンションがおかしい。

(写真の後半、僕は回る椅子に乗って緩やかに回転していました)

こうして長沙の夜は更けて行きました。

次回は厦門(しゃーめん、もしくはアモイ)編。

お楽しみに!